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ノンバンクの金利は高い?中小企業の相場・上限・審査と総返済額を徹底解説

ノンバンクは「手続きが早い」「借入までがスムーズ」と言われることがある一方で、金利が高くなりやすいのではないか、手数料込みの総負担はいくらになるのか、銀行や公庫で審査が通らなかった状況でも安全に利用できるのか、といった不安が出やすいです。税金・社会保険料の支払い遅れがある場合は、審査や条件に影響する可能性も気になります。本記事では、ノンバンク融資の種類と銀行・公庫との違い、金利の捉え方と総返済額の試算手順、審査で確認されやすい点と必要書類、利息制限法を踏まえた契約条項の注意点、資金繰りが厳しいときの判断軸まで整理します。

ノンバンク融資の基本

ノンバンク融資は、銀行以外の事業者が提供する資金調達手段(主に貸付)を指します。中小企業や個人事業主が検討する場面では、銀行融資や公庫融資に比べて手続きが簡便な商品があったり、判断が早い商品が見られたりする一方で、金利や手数料を含めた総コストが高くなりやすい点が論点になります。
また「ノンバンク」と一括りにされがちですが、現金を借りるローンだけでなく、担保型、リース・割賦のように支払い方法そのものが異なるものも含まれます。比較の前提が揃っていないと、金利だけを見て判断を誤りやすいので、資金使途(運転資金・設備資金)と必要時期に合う選択肢かを先に見極めることが重要です。

最初に押さえる整理軸
  • 「貸付」か「資金化(債権の現金化等)」かを区別する
  • 金利だけでなく、手数料・保証・遅延時の条件まで含めて比較する
  • 必要額と必要期間を先に確定し、借り過ぎを防ぐ

ノンバンクの定義と種類比較

ノンバンクは、預金を受け入れる銀行とは異なり、貸付、割賦、リース、保証などを中心に金融サービスを提供する事業者の総称として扱われます。中小企業の資金調達で候補になりやすいのは、貸金業者によるビジネスローンや、不動産担保ローンなどの担保型です。
また、信販系の事業者が取り扱う事業者向けローン、リース・割賦のように設備導入費用を分割で支払う形も、資金繰り上は「ノンバンク系の選択肢」として検討されることがあります。ただし、現金が入るのか、設備が入るのか、費用が利息なのかリース料なのかで実態が変わるため、商品類型から整理して比較すると判断が安定します。

類型 特徴 向きやすい目的
ビジネスローン 現金を借り入れる形。審査・実行が比較的早い商品がある 短期の運転資金、つなぎ資金
担保型ローン 不動産等の担保を前提にすることがある まとまった資金、長めの資金需要
リース・割賦 設備導入を分割払いにする。現金ではなく設備が入る 設備投資、車両・機械の導入

銀行・公庫との違いポイント

ノンバンクは、銀行・公庫と比べて「資金化までのスピード」や「審査での見られ方」が異なることがあります。銀行や公庫は、決算・申告内容や事業計画を踏まえて返済能力を確認し、条件を詰めていく流れになりやすい一方、ノンバンクは短期資金ニーズに合わせ、必要書類を絞って判断を早めている商品が見られます。
ただし、スピードを優先できる反面、金利や手数料を含む負担が重くなりやすく、返済が長引くと資金繰りを圧迫するリスクがあります。短期の不足を埋める目的で検討するなら、資金繰り表で「不足額」と「不足期間」を先に確定し、必要範囲に絞ることが重要です。

違いで起きやすいミスマッチ
  • 急ぎで借りて返済期間が長引き、総コストが想定以上に膨らむ
  • 必要額を大きく取り過ぎて、返済が毎月の固定費化する
  • 審査が早いことだけで選び、遅延時の条件を確認していない

向き不向きの判断基準

向き不向きは「急ぎに間に合うか」だけでなく、「返済を置いても回るか」で判断する必要があります。ノンバンクは短期の資金ショート回避や、銀行・公庫の実行までのつなぎとして機能する場合がありますが、毎月返済額が資金繰り表の安全ラインを下回ると、追加借入や延滞につながりやすくなります。
そのため、まずは必要額と必要期間を絞り、返済後も資金が残るかを資金繰り表で確認します。次に、金利に加えて手数料・遅延損害金・違約条項など、遅れた場合の負担まで含めて比較します。最後に、支払条件交渉や支出調整などの代替策も併用し、借入依存が増え過ぎない方針にすると安全性が上がります。

【判断の基準(目安)】

  • 必要時期が近く、短期の不足を埋める目的が明確か
  • 必要額が不足額に対して過大になっていないか
  • 返済を入れても、税金・社保・仕入支払の月に耐えられるか
  • 総コストと遅延時条件を確認し、許容できる範囲か

ノンバンク金利の相場と総コスト

ノンバンクの金利は、商品タイプ(ビジネスローン・担保型など)、借り手の信用状況、資金使途、返済期間によって幅が出やすく、銀行・公庫より高めになりやすい傾向があります。
ただし、金利だけで比較すると、手数料や保証料の影響で実質負担が想定より重くなることがあります。特に「手取り(実際に受け取れる金額)」と「毎月返済額」を資金繰り表に置いたとき、納税月や支払い集中月でも回るかの確認が重要です。短期のつなぎとして使うのか、長期で返すのかで総コストは大きく変わるため、申込み前に試算してから比較するのが安全です。

総コストで見落としやすい点
  • 金利が同じでも、差引で手取りが減ると実質負担が重くなる
  • 保証料や事務手数料が別建てだと、金利だけでは比較できない
  • 返済期間が長いほど月々は軽く見えるが、総利息は増えやすい

金利の表示方法チェック

金利を比較する際は、表示の前提が揃っているかを最初に確認します。年率表示でも、商品によっては月利・日割り計算の説明が混在したり、手数料等を含む負担を便宜的に年率換算した表現が使われたりして、表面上の数字だけでは比較が難しい場合があります。
利息は借入残高に対して発生するため、返済方法(毎月の返済形式、元金の減り方)によって利息総額が変わります。比較するときは、借入額・期間・返済方法を揃え、試算で月々の支払額と総額まで確認することが基本です。

表示の例 チェックポイント
年率◯% 固定か変動か、適用条件(担保の有無など)を確認する
月利◯% 年率換算の目安を確認し、取り違えを防ぐ
実質年率 どの費用まで含めた負担として扱っているか、範囲を確認する
遅延損害金 遅れた場合の利率・発生条件を契約条項で確認する

手数料・保証料の内訳注意点

ノンバンク融資では、利息に加えて事務手数料や保証料などが上乗せされ、総コストが増える場合があります。典型例は、契約時に手数料を差し引いて入金される形です。借入額が100万円でも手取りが97万円になると、差額を含めて返済することになり、実質負担が重く感じられることがあります。
また、保証会社を利用するタイプでは保証料が発生し得ます。費用項目は商品ごとに異なるため、見積や契約書面で「何が、いつ、いくら差し引かれるか」「別払いはあるか」を一覧で確認し、金利と合わせて比較することが重要です。

内訳で確認したい費用の例
  • 事務手数料(契約時に差引または別払い)
  • 保証料(保証会社の利用がある場合)
  • 振込・口座振替などの手数料(毎月または都度)
  • 繰上返済手数料や条件変更手数料(必要時に発生)

総返済額の試算ステップ

総返済額は「元金+利息+手数料等」で整理します。利息の概算は、元金×年率×期間(月数)÷12で目安を置けますが、実際は返済方法で利息の出方が変わるため、可能なら返済予定表で月々の返済額と総額を確認します。
例として、借入200万円・年率12%・24か月なら、概算利息は48万円が一つの目安になります。ここに手数料や保証料が加われば総負担は増えます。最後に資金繰り表へ返済日・返済額を入れ、税金・社保・仕入外注費の支払いが重なる月でも残高が維持できるかを検証すると失敗を減らせます。

  1. 借入条件をそろえる(借入額・期間・返済方法・金利)
  2. 利息の概算と、手数料・保証料の控除を加味して総額を試算する
  3. 手取り(実入金)と支払日を確認し、必要時期に間に合うか見る
  4. 返済予定表で毎月返済額と総返済額を確定させる
  5. 資金繰り表に返済を入れ、支払い集中月でも回るかチェックする

審査基準と必要書類

ノンバンクは銀行・公庫より審査が早い商品がある一方、審査が不要になるわけではなく、返済できる見込みの確認は行われます。審査で中心になりやすいのは、資金使途が妥当か、返済原資(利益とキャッシュ)があるか、既存借入も含めて返済負担が過大ではないか、といった点です。
個人事業主は事業と家計の入出金が混ざりやすく、数字の整合が弱いと確認事項が増え、条件が不利になりやすいことがあります。必要書類を揃えることは、審査スピードだけでなく、借入額の過大化や返済負担の見落としを防ぐ面でも重要です。

審査で押さえられやすい基本観点
  • 返済能力:毎月返済を続けられるキャッシュ余力があるか
  • 資金使途:何に使い、いつまでに必要かが具体的か
  • 信用面:税金・社保の遅れや延滞がないか、対応状況はどうか

返済能力の見られ方ポイント

返済能力は「売上があるか」よりも「返済が資金繰りを壊さないか」という観点で見られやすいです。ノンバンクは金利が高めになりやすい分、同じ借入額でも返済負担が重くなり、資金の谷が深くなる可能性があります。
そのため、返済能力の説明では利益だけでなく、入金と支払いのタイミングを含めて「返済日に資金が残るか」を示すことが重要です。例えば、月商200万円で粗利率35%(粗利70万円)でも、外注費25万円、家賃15万円、通信費5万円、税社保10万円、その他10万円が出ると、残りは5万円程度になります。この状態で毎月返済を10万円に置くと、入金が遅れた月や納税月に不足しやすくなります。借入額を絞る、期間を調整する、支払サイトを見直すなど、返済が続く形に整えることが重要です。

チェック項目 見られやすいポイント
利益の水準 赤字が続いていないか、利益の波が大きすぎないか
キャッシュの動き 入金サイトと支払サイトの差で資金の谷ができていないか
返済負担 既存借入と合算し、返済が固定費化していないか
必要性 資金使途の根拠が明確で、過大借入になっていないか
返済能力で不利になりやすい例
  • 売上はあるが利益が薄く、返済を置くと資金が残らない
  • 入金が翌月以降に偏り、月末資金が不足しやすい
  • 短期借入が多く、返済日が集中して資金の谷が深い

確定申告・決算資料の準備チェック

個人事業主は確定申告書、法人は決算書が基本資料になります。ノンバンクでも返済能力確認のために収支資料の提出が求められることが多く、書類が揃っているほど確認が進みやすくなります。
準備の要点は「数字の整合」と「直近の実態の補足」です。申告書の売上・所得と通帳の入金、請求の流れが大きくずれると確認が増えます。入金が特定月に偏る場合は、支払サイト・請求サイクルの説明が必要です。経費が増えている場合は、外注費や広告費など主要科目の根拠を整理すると、事業実態が伝わりやすくなります。

【準備資料の例(チェック用)】

  • 個人:確定申告書控え、青色申告決算書または収支内訳書
  • 法人:決算書一式、勘定科目内訳、可能なら月次試算表
  • 資金の動き:事業用通帳の写し(入出金が分かる期間)
  • 補足:請求書・契約書・受注資料、借入一覧(残高・返済額・返済日)
通りやすい資料の整え方
  • 事業用口座に入出金を寄せ、生活費との混在を減らす
  • 主要取引先の入金が追える資料(請求一覧・入金予定)を用意する
  • 借入一覧を作り、返済負担の全体像を示す

税金・社保遅れの影響注意点

税金や社会保険料の遅れは、資金繰り悪化のサインとして扱われやすく、審査や条件に影響する可能性があります。遅れがある場合は、現状と対応状況を整理し、相談や分納などの計画が進んでいることを示せるようにしておくと説明が安定します。放置は延滞負担が増える要因になり得るため、早めの相談が重要です。
例えば、滞納30万円を月5万円で6回に分納する計画を立て、すでに2回納付済みであれば、改善の動きとして説明しやすくなります。資金繰り表に納付日と金額を入れ、返済と両立できる形にしておくことが重要です。

論点 注意点
遅れの有無 信用面の確認事項になりやすいので事前に整理する
対応状況 相談・分納などの動きがあると説明しやすい
資金計画 納付計画を資金繰り表に入れ、返済と両立できる形にする
遅れがあるときに避けたい対応
  • 連絡せず放置し、延滞負担と督促で資金繰りを悪化させる
  • 借入で一括納付だけを狙い、返済計画が崩れる
  • 対応状況が説明できず、信用面の不安を増やす

契約条件と法令リスク

ノンバンク融資はスピード面で検討されることがありますが、契約条件の読み違いは「総コストが想定より増える」「延滞で負担が急増する」「担保・保証が事業や家計を不安定にする」などのリスクにつながります。
金利には法律上の上限があり、上限を超える利息の超過部分は無効と整理されます。また、利息以外の名目費用でも、実質的に利息と評価され得るものがあり、表示金利が低く見えても総負担が重くなることがあります。契約前に「金利の年率」「遅延時の利率」「控除費用」「担保・保証の範囲」を同じ前提で確認し、資金繰り表で返済継続性まで検証するのが安全です。

法令リスクを避ける基本方針
  • 金利は「元本区分」と「年率」で確認し、上限超の可能性を点検する
  • 遅延損害金や違約条項で、遅れた瞬間に負担が跳ねないか確認する
  • 担保・保証は解除条件まで含め、出口(完済時)を見える化する

金利上限と利息制限法注意点

ノンバンクの貸付でも、利息制限法の上限金利を超える利息の超過部分は無効と整理されます。重要なのは、上限が「元本の区分」で変わる点です。追加借入や借換えを繰り返して残高が増えると、前提となる区分が変わり、上限金利が下がることがあります。広告の数字だけで判断せず、契約書に記載される年率(実際に適用される利率)と、借入残高を前提にした上限区分を確認することが大切です。

元本の区分 利息制限法の上限金利(年)
10万円未満 20%
10万円以上100万円未満 18%
100万円以上 15%
上限確認でつまずきやすい点
  • 追加借入で残高が増え、上限区分が下がっているのに気づかない
  • 利息以外の名目費用が実質的に利息扱いになり、総負担が増える
  • 年率表示ではなく月利等で案内され、比較の前提がずれる

遅延損害金・違約条項チェック

遅延損害金は、返済が遅れた場合に発生する金銭で、契約書では年率で定められるのが一般的です。金銭消費貸借に関する取引では、賠償額の予定(違約金を含む)が一定の上限を超えると、超過部分が無効と整理される仕組みがあります。
特に事業性の借入では、遅延が発生すると「遅延損害金の発生」と「期限の利益喪失(分割返済が崩れた際の一括請求)」が組み合わさり、資金繰りが急激に悪化しやすいです。条項がいつ発動するのか(何日遅れたらどうなるか)を具体的に把握しておくことが重要です。

遅延・違約条項で確認する項目
  • 遅延損害金の年率と、どの時点から発生するか
  • 期限の利益喪失(一括請求)の条件
  • 違約金・事務手数料など、遅延時に追加される費用の有無
  • 返済が遅れた場合の連絡・猶予・再契約の扱い
資金繰りに直撃しやすいパターン
  • 数日の遅れで一括請求条項が発動し、返済計画が崩れる
  • 遅延損害金に加え、違約金や回収費用が上乗せされる
  • 返済口座の残高不足が続き、遅延が慢性化する

担保・保証人の有無比較

ノンバンクには無担保のビジネスローンもありますが、条件(借入枠・金利・返済期間)によって担保や保証を求められることがあります。担保は返済不能時の回収手段を確保するもので、保証人は借主が返済できない場合に返済義務が及ぶ立場です。連帯保証は負担が重くなりやすいため注意が必要です。
担保・保証が付くと条件が出やすくなる場合がある一方で、返済が難しくなったときの影響範囲が広がります。「万一返せない局面」を想定し、出口(完済時の解除・抹消まで)を確認したうえで、資金繰り表で返済継続性を優先して判断することが重要です。

形態 メリット 注意点
無担保・無保証 手続きが比較的簡便で、資産・家族への影響を抑えやすい 金利や返済条件が厳しくなる場合がある
担保あり 条件が出やすく、借入枠が増える場合がある 返済不能時に担保処分のリスクがある
保証人あり 信用補完で条件が出る場合がある 保証人に返済義務が及び、関係悪化の原因になり得る
担保・保証で必ず確認するポイント
  • 担保の範囲(対象物件、順位、解除条件)と完済後の手続き
  • 保証の範囲(連帯保証か、保証限度額があるか)
  • 返済が苦しくなったときの相談窓口と、条件変更の可否

資金繰り逼迫時の判断軸

資金繰りが逼迫していると、ノンバンクを含む「借入」に意識が集中しやすいですが、実務では現金残高が尽きると支払いが止まり、信用・取引継続に直結します。したがって、まず資金繰り表で不足時期と不足額を特定し、借入以外の手当て(支払条件の調整、回収の前倒し、支出の一時停止)も同時に検討するのが現実的です。
ノンバンクはスピード面で選択肢になり得る一方、金利や手数料で総負担が重くなりやすく、借り過ぎると返済が固定費化して資金繰りをさらに圧迫する可能性があります。緊急時ほど「必要最小限」「短期で終わる設計」「遅延しない運用」を軸に判断します。

逼迫時の判断をぶらさない基本方針
  • 不足は「いつ」「いくら」かを先に確定し、必要最小限を借りる
  • 返済は赤字月でも耐える水準に置き、長期化を避ける
  • 交渉・支出抑制・回収前倒しを併用し、借入依存を減らす

必要額と期間の決め方目安

必要額は「支払い総額」ではなく「不足額」で決めるのが基本です。資金繰りが厳しい局面では、支払日と入金日が少しずれるだけで資金が詰まるため、月次ではなく週次、場合によっては日次で資金繰り表を作る方が安全です。
例えば、月初残高20万円、15日に入金50万円、25日に税金10万円、月末に家賃15万円と外注費40万円があるとき、25日時点や月末時点で不足が出るなら、必要額は「不足分+最小限の予備」です。入金が遅れる下振れを想定するなら、借入額を大きくするより、支払日の変更や分割などを併用して必要額を抑える方が返済負担を軽くしやすいです。期間は、入金で回復するタイミングを基準に短く設計し、長期返済で負担が残り続ける形を避けます。

  1. 今後4〜8週間の入金予定と支払予定を日付で並べる
  2. 資金残高の最小値(谷)を確認し、不足額を確定する
  3. 入金遅れの下振れを仮置きし、耐えられない不足だけを補う
  4. 借入額は不足分+最小限の予備に絞り、期間も短めに置く
  5. 返済額を資金繰り表に入れ、納税月でも回るか確認する
必要額を誤りやすいパターン
  • 不安から多めに借り、返済が固定費化して資金繰りが悪化する
  • 入金日を月末固定で扱い、実際の不足時期を見誤る
  • 税金・社保・源泉などの支払いを見落とし、追加借入が必要になる

支払サイト見直し交渉ポイント

借入の前に、支払サイト(支払い期限)を調整できるか確認すると、必要資金を小さくできる場合があります。交渉では相手の不安を減らすことが重要なので、資金繰り表で不足期間と不足額を示し、「いつなら支払えるか」「分割にできるか」など具体案を提示します。
例えば、月末に仕入先へ30万円を支払う必要がある一方、売掛入金が翌月5日に入るなら、支払日を翌月10日に変更するだけで不足期間が解消する場合があります。月末15万円+翌月10日15万円のように分割する方法もあります。資金が尽きる直前ではなく、不足が見えた時点で早めに相談し、合意内容はメール等で記録して運用ルールを明確にしておくことが重要です。

交渉前に用意する材料
  • 不足時期と不足額(週次の資金繰り表)
  • 代替案(支払日変更・分割・一部前払いなど)
  • 通常支払いに戻す目安(いつから戻せるか)
  • 合意内容を残す方法(メール等で記録)

借換え・一本化の注意点

借換えや一本化は、月々の返済を平準化できる可能性がある一方、条件を読み違えると総返済額が増え、負担が重くなることがあります。特にノンバンクで借換えを行う場合、金利が高めになりやすく、返済期間を延ばすことで月々は軽く見えても利息総額が増えやすい点に注意が必要です。
また、借換えで一時的に資金が増えたように見えても、手数料の差引で手取りが減ると目的資金に届かず、資金繰り改善につながらない場合があります。検討するなら、借入を一覧化して残高・金利・返済日・返済額を整理し、借換え後の「毎月返済額」「総返済額」「手取り(実入金)」を比較し、資金繰り表で支払い集中月でも回るかを確認します。短期の不足解消が目的なら、不足額を絞ったつなぎと、支払条件交渉の併用が現実的な場合もあります。

確認項目 注意点
総返済額 月々が軽くなっても、期間延長で総額が増えやすい
手取り 手数料差引で実入金が減ると、目的資金に足りないことがある
条件変更 担保・保証の追加、遅延時条項の厳格化がないか確認する
資金繰り影響 返済日が集中しないか、納税月でも回るかを検証する
借換え・一本化で避けたい判断
  • 月々の返済額だけ見て、総返済額の増加を見落とす
  • 手数料差引の手取りを確認せず、必要資金が不足する
  • 担保・保証の追加でリスクが広がるのに気づかない

まとめ

ノンバンクの金利は商品や条件で幅があり、金利だけでなく手数料・保証料を含めた総コストで比較することが重要です。審査では返済能力や資金使途の整合が確認され、税金・社保の遅れがある場合は説明と対応状況が求められやすくなります。契約時は利息制限法の上限や遅延損害金、違約条項、担保・保証の有無を確認し、必要額と期間を絞って資金繰り表で返済余力を検証したうえで、支払条件の調整や借換えも含めて判断しましょう。